ささいなきっかけが大きなコスト削減へ! 第3話
いつもたいへんお世話になっております。
新人Tの、一度目の提案は通らなかった。
最終話では、O氏の納得のいく提案とは何なのか、そしてその後の展開を追っていきます。
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~ささいなきっかけが大きなコスト削減へ
不況の中で先行投資を実施するI社のそのわけとは~
「納得できるものを持ってきてくれるということだったけど、
どんなものか見せてくれる?」
「こちらです。」
三たびI社を訪問した新人TがO氏に見せた資料。
それは、I社で出張にかかっているコストを概算したものだった。
訪問前に先輩社員から新人Tは言われていた。
「どのお客様だって、便利なことはわかってらっしゃるんだよ。
ただね、忙しいさなかで速やかに様々なことを検討し、答えを
出さなくちゃならないでしょ。『本当に便利なんですよ』という事が
一目でわかるような資料をご用意するのがまず我々の使命なんじゃないかな。
大事なのはまずOさんの期待にこたえること、
そしてI社様の経営陣にとっても大事な情報であることなんだよ。」
新人Tは気付いた。
「確かに、そうかもしれません。私はこのテレビ会議システムについて
お客様より詳しいですし、それが仕事ですので、便利な事も分かってます。
だから自分と同じ気持ちにお客様もなっているだろうと勝手に
思い込んでいました。」
先輩社員は少し微笑んだだけだ。
「何、焦る事はない。そうやって一歩づつお客様の立場にたって
誰もが成長していくんだ。今からでも遅くないから、O様がしっかりと
検討する必要があると思えるデータをきちんと用意してあげることだな。」
「はい。O様以上にO様の気持ちになって資料を作ってみます。」
それ以上先輩社員は何も言わなかった。後は自分なりに懸命にやってみろ
ということなのだろう。
資料をO氏の立場で考えていると、様々なまだ知らない事実があることが見えてきた。
・会議開催に関わる人員の移動費・宿泊費・出張手当
・会議開催に当り、移動・宿泊で使う時間、つまり労働時間
・移動に伴う社員の疲労、会議翌日の営業効率
・掛けた時間の割には議論に割ける時間の少なさ
数え上げればきりがなかった。
そこから2日、新人Tは必死にO氏への資料を作りこんだのである。
資料を見たO氏は低い声で唸りを上げた。
しばし、資料に目を留めたまま動かないO氏。
新人Tも次の言葉を待った。
「ここに書いてある数字は本当?実はかなり掛かっているんだね。」
「そうですね、漠然と『コストがかかっている』という認識を持っていても、
具体的に計算すると、これほどの額になるとは私も思っていませんでした。 」
「確かに言うとおりだね。この金額を恐らく経営陣は正確には把握していないと思うよ。
本当に年間で437万円ものコストダウンになるんだね。
とんでもない数字だよ、これだけでも。」
新人Tは続けた。
「この資料を見ていただきたいです。
結局ここで算出している削減高は御社の営業利益そのものです。
これを売上に換算すると一体いくらになるのか?景気の厳しい今だからこそ、
御社にとっても重要な話だと思います。」
「会議開催に伴う移動時間も全員で算出するととんでもない時間の浪費だね。
年間で1440時間も営業マンの労働時間を削減できると言うのは、
同じ給料を払って、社員の生産性がそれだけ低いと言われているようなものだよ。
資料にあるように、確かに社長は社員1時間当り5,000円の付加価値と言っていたから、
ここで720万円もの付加価値を失っていると確かに言えるね。
これはわが社にとって貴重な情報だと言える。
よし、1度これをもとに、再度申請してみるよ。」
「ありがとうございます!」
提案の2週間後、O氏より導入決定の報が届いた。
当初の提案どおり、15地点への導入である。
導入後、新人TはO氏のもとを訪問した。
「導入してから、何か不具合は起きていませんか?」
「うん、幸いにも不具合は起きていないよ。
設置するときに手間取った地点もテクニカルサポート
のおかげで無事接続できたようだし。」
「そうですか!よかったです。」
「いやー、でも最初はびっくりしたよ。
『テレビ会議システムの設置場所を変える』なんていうささいなきっかけで、
利用頻度が上がってコスト削減できるなんて思っていなかったからね。
最初は東京、大阪間での出張コスト削減だけだったけど、
追加導入したことで、それが全国規模に広がったからね。」
「お役に立てて何よりです。今後ともよろしくお願いします。」
最初はささいなきっかけだった。
しかし、その小さな一歩がI社にとっては重要な一歩だった。
出張コストの削減効果も概ね新人Tの概算どおりで、
導入コストが回収された後は、削減されたコストがそのままI社の利益となっていった。
O氏はコスト削減に一役買ったことを評価され、1年後昇進した。
「うちもこれから時代の流れに応じて成長できる実感を持てたよ」
そういってくれたO氏の言葉を新人Tは生涯忘れないだろう。
おわり
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《マメ知識》
テレビ会議システムを利用することで得られるメリット、実はいろいろあるんです!
コスト削減→削減されたコストがそのまま利益へと変わります!
時間削減→移動時間を営業工数に充てることができるので業務効率アップ!
CO2削減→エコにも貢献!
出張のコストを漠然としか把握していない、そんなご担当者様に朗報!
弊社営業担当が、どの程度コスト削減できるのかを算出致します。
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